IE9ピン留め
非常線
元気にしていますか。
電話やメールは通じないけれど、貴方が幸せで生きている事を望みます。

苦しさ、悲しさ、貴方の身に起こった辛い出来事。
気付いてあげられなくてごめんね。
それで「親友」なんてよく言えたよね。弱い愚かな私でごめんね。
私、貴方が好きだよ。今でも大切な親友だよ。
あなたは、知的でクールで、ミステリアスな、とても魅力的な女の子でした。
あなたは私を受け止めてくれていた。守ってくれた。
自分の方が辛かったのに、我慢してくれていたんだね。
本当にありがとうね。

元気でいますか?辛い思いはしていませんか?
いつか会えたらいいと思います。

# by juliany | 2005-01-27 20:48 | 友情
レキリタン6mg
テスト、セッション、インタビュー、コンペ。
学校の課題や個人的制作は充実している1月です。

しかし精神のダルさは変わらない。これは甘えでしょうか。
誰にも責める権利がないというのならば、この憎き感情は無駄な存在となってしまうのでしょうか?後ろ向きに向かっている。そうして置いてけぼり...

殺人予告メールを知人らに送ってみたりして絶望の淵へ身を投げつつありました。
「大丈夫?」「何があった?」...
ああ、人間関係を自ら壊すようなことをしてしまいました。
締め付けられる様な罪悪感と焦燥感を覚え、
それと裏腹に彼等に偽善と疑惑の目でにらみ付ける。
健常に生きている奴らに自己満足なくらいの我が儘な嫉妬、これこそ依存...
布団の中で死という出口を鮮明に見出す事実がありました。
夢だったのでしょうか?


こうやって投稿出来るのは処方された薬のおかげ。
ああ、お願いです。私は人を、元彼を殺してしまうかもしれません。
殺したくありません。自分の人生に傷を付けたくないからです。
憎くて憎くてたまらない...今すぐにでも殺してやりたい。
異常者は薬漬けにさせておいた方がいいのかしら。
生きる活力が見あたらない。
# by juliany | 2005-01-27 19:13 | 自分が抱える事
おくらばせながら。
# by juliany | 2005-01-15 21:57
あけましておめでとうございます。
自分が生きていることを実感する毎日です。
人の心と心は決して一つになることはないのだと。私はある劇団でお世話になっていたのですが、裏切られるような結果になってしまい今日に至ります。
それは私が悪いのか、その劇団の人々が悪いのか...いえ、誰も悪くはないのでしょう。私から見れば、お膳立てされ、その劇団の上部の人に強姦された形なのですが、それは私から見た視点であって、劇団側から見たら、それは「当てつけ」である人は「好き好んで自分から行った」と証言していました。
私には分かりません。真実は分からないのです、...誰にも。
私は鬱で精神安定剤を飲んで生活しています。今日大学のテストがありました。課題も出し終わりました。明日アルバイトがあります。無事に生きている事に感謝します。
本当はその劇団の名前をここで言いたい。レイプした人間と傍観者たちを罵りたい。悔しい。悔しい。何故無能で、未熟で、女であることがいけないのか。酷い。酷い...
でも...ああ、言っちゃおうかな?van有引力。あはははははは。
...狂気の世界の挟間で理性が揺れ動いています。理性と秩序を愛する「私」は彼等に同情し、絶対的に不利となるjuliを守る為に冷静に未来を予測し、制しています。
悲しい。悔しい。殺してやりたい...ああ、嫌だ。なんて酷い感情。
これが大人になる為の試練なんだろうか?

神様。もしこの世に本当に神様がいるとしたら。私が今生きていることに感謝します。やがてこの苦しみと殺意と憎悪から解放してくださいますように。自殺の幇助など決してなさらないで下さい。神様、私はまだ死にたくはありません。...死にたい程苦しいけれど。
私の愚かな過ちと、愚かな彼等を心から許せますように。
そして今もっと苦しんでいる私以外の人達が、私などより、早く苦しみや傷から立ち直れますように。幸せになれますように。皆の心に平和を。
飢餓と疑心を取り除きますように。お願いします。お祈りします。
# by juliany | 2005-01-15 21:17 | 精神
クリムトの展覧会のポスターを作ってみたり
課題をやりました。トラウマから回復しつつある模様。スキャナは以前として不可能ですが...でも朝はダメ。憂鬱で起き上がれない。

# by juliany | 2004-12-05 01:00
相談しましょそうしましょ
スキャナが使えなくなりどうすりゃいいのか。課題が出来ないではないか。
何でだろう。photo studioが?状態で消滅してしまい、インストールしようとしても肝心のソフトが見当たらない。あああ〜〜〜〜あ
しかも2kgも太ってしまい急遽エクササイズを始めたが、このストレスに耐えきれずさっきパスタとチョコレートをがっつり食ってしまった。最悪...
# by juliany | 2004-12-01 02:38
動悸がする
死ぬんじゃないかという精神状態に陥っておりました。
全ては起こるべくして起こったのだろうと、鬱鬱としながらも考えてます。

前述の吐き気を催すような文章。だって私はそこまで大層に語れるような逸材ではないもの。単なる息をしている人間。馬鹿過ぎて笑ってしまうくらいの。難しい。

人の心は分からない。なんでこんなに傷付いて苦しむのか自分でも分からない。頭では整理が付き前へ歩き出そうとしている。それなのに身体が言う事を利かないんだ。
私の大好きな人は「考えている暇があるなら行動せい」と言う。でも動けないんだよ。それが一層苦しいんだ。

ある人と一緒にお風呂入ってベッドで抱き合って眠って、「ああこれが幸せなんだ」と思った。愛する人の温かさ。私に触れていいのはこの人だけなんだ...
と同時にこの満たされた幸せが消え、独りになってしまう事が怖くて、寝ても悪夢(注1)を見て魘された。結局不安で寝られなかった。

どうか神様。こんな愚かな私を許してください。


注1/ドラッグ中の田代マーシーに「ねえ、ねえ」とどんより話しかけられる夢。
狂った人間ほど恐ろしいものはいない。
# by juliany | 2004-11-30 00:59 | 男と女
起つべし
色んなサイトを見て来ましたが、最後に女性にファッションデザイナーのコラムを見て、落ち込んでいるままではいけないと思いました。aikoの歌も消しました。

「恋愛は素敵なものだけど、自分のアイデンティティまで失ってはいけない」と。

私は大学1年で21歳、夢も希望もある。勉強も楽しんでやれる。日本が駄目なら海外に出るだけ。その位の実力は身に付けるし、私なら身に付けられる。
"女"であるだけで賃金差やセクハラや性的視線などで社会的に不利/不快な立場にいるけれど、女とか男とか言わせないような、自立したカッコいい人間になるのが目標だろう?
赤の他人の事でくよくよ悩んでいたら勿体ない。うん。

強くなろう!

(何度やってもどうしても<事>でなく<琴>と最初に変換されるのですが。
macってさあ...怒)
# by juliany | 2004-10-05 20:48 | 精神
<マイペース>って<自己中心的>って意味?
周りの人間は「死のう」と考えた事はないのだろうか。
自殺手段をあれこれ思い巡らせたりしないものないのだろうか。
両親を殺してやりたいと本気で憎んだりしないのだろうか。
皆、私の目の前では平気な様子で、笑顔でいるけれど、本当は私自身以上に苦しんでいたり絶望で泣いていたりするのだろうか...?

私の<目>は見えるものを全て排除してしまう。全てにおいて<自分>しか見えない。小さな悪意や嫌みに気付かない鈍感さはありがたいのかもしてないけれど、同時に視野が狭くて、他人へのちょっとした配慮や気遣いに欠ける(怒られてばっか&後輩には年下扱い、これでも頑張って見渡してるんだよー(汗)。私はいつも<私>で生きていて、相手の気持ちになる事が難しい...だからなんだろうか、社交範囲が狭くて友人と呼べるに人間が少ないのも、親友や恋人が去っていくのも(後者はそれぞれ理由があるんだろうけどね)。
悩んでいるうちに時が過ぎていく。

元彼は私の事を<素直で繊細>と言っていたな。
大学の友人にはあまりにぼんやりさんで腐ってないから現役生(注:美大は浪人が多い。藝大だと現役は10人弱)だと思っていたそうな。んな馬鹿なー。それって<バカで神経質>って意味なんだろうか。単純だったらこんなに悩んで人格が分裂気味になったり鬱鬱とこんなテキストサイト立ち上げたりしないと思うんだけど。大体、風俗でバイトして腐らない奴なんているもんか(激白)。ま、若いって最高か。

カフェの先輩達は本当に気配りが凄い。挨拶もお水運びも掃除も満足に出来てないからね...そんな非常識なおバカさんの私を逐一叱ってくれるのはありがたいです。早くそういう人達になれるように頑張ろう☆
# by juliany | 2004-10-05 15:15 | 精神
雨の後の微熱
前の男の事は振り切ったと思っていたのに、また会って大喧嘩して別れ、終電を逃して雨の中2時間半かかってようやく帰宅。着いたのは深夜3時。泣きつかれて寝た時にはもう日が上っていました。...懲りません。aikoの歌声が凍みます。
結局あちらに軍配が上がるんでしょう。私の我が儘という事になるんでしょう。でも加害者にだって言い分や動機はあるんです。

「死ね」とか「殺す」とか言う時、本当は自分が消えたいんだ。大体一般の女の子はこんな残酷な言葉は言わない。そんな悲しい言葉を大好きな相手にぶつけるしかない自分こそ、どんな悪人より真っ先に死ねたらいい。
<豹変する>とか<怖い>とか言われる。だから私は豹変して恐怖を与える人間にならなきゃいけない。だってそうしないと私のこと、構ってくれないでどんどん先に言ってしまう。甘えたいんならどうして素直にならないのか。側にいるのに必要としないのか。って事は、私は邪魔しているだけの存在なんだろう...悲しい。心が荒む。

聖書のアダムとイブを思い出します。悪魔が変身した蛇に唆されたイブは知恵の実を食べ、アダムは彼女の動揺する姿を見て同情し自主的に実を食べる。そして楽園から追放される。ヨーロッパでは昔から女は愚者で悪魔の誘惑に容易く靡き、聡明で理性的な男を誘惑する存在となっている。
何だかそういう言い伝えが連想されて色々と自己嫌悪になってしまう。別にキリスト教徒ではないけどね(むしろ仏教思考)。女が大馬鹿者ので男が賢者のようで、腹が立つが男性優位社会での話であるし、個人的には納得がいくのでコメント不可。ああ、馬鹿な事をやっているなあと。

私はきっとずっと捕まえておきたいのだ、馬鹿な自分を一番見てくれる人を。こういう甘い毒に浸っていたいなあ。
でも無理。でも踏ん切りがつかない。恋のない私は完璧主義なのに、無様だ...

過食嘔吐するのは、じわじわ身体が弱っていく方に向かう消去型の自殺なんだろう。積極的な自殺は怖くて出来ない。飛び下り首つり手首切り、途方もなく考えたけれど、怖い。考えるとやはり命が惜しくなる。私が好きな男は少しは悲しんでくれるだろうか、自分を責めるだろうか、ーいやきっと稽古や公演を優先して葬式なんか来てくれないだろうなあとか。自分を哀れんで涙する事はむちゃくちゃカッコ悪い。
でもこのままでいるのもね...ふと息をするのも苦しい時がある。

窪塚が9階から飛び下りたのにピンピンしてた事で一層恐ろしくなった。未遂が一番怖いです。

今、体が引き割かれそう。...今は何も考えたくない。何も言えた義理はない。傷つけた彼に何も言えない。

時は経ち目をつむっても 歩けるほどよ あたしの旅
遠くにいても離れていても浮かんでくるよあなただけが
# by juliany | 2004-10-05 12:07 | 男と女
痩せてる方が得
だと思う。57kgから44kgに痩せて知った。

痩せ方は<過食嘔吐>と<絶食>と<夜の河川敷を"バカヤロー"と大声上げて走る>という異常な方法だったけど...

だってさ、57kgの時は好きな服も着られなかった訳。「スカートなんて絶対無理」、「太い二の腕を晒すなんて恥ずかしい」としょっちゅう思って悩んでた。それで太ってて嫌だなんて友人達に漏らすと、「そんなことないよ」「痩せてるjulianなんてキャラに合わない」なんて言われてた訳さ。キャラに合わないだと?
大体デブ=努力しないという暗黙の図式があり、極端な話「だったら痩せれば?」って結論になります。だから軽々しく他人にボヤけないし...
でも一言<痩せる>って並大抵の事ではないよ?物心つく前からぽっちゃりだった人間が、自分が痩せた姿なんて想像出来ますか?

実際痩せてみると全然イケるんだよな。
産んでくれた両親のおかげで、元々見られる顔をしていたせいか、そこらへん歩いている一般的美人程度には思われているし、服装や髪型だって選べる。そう、太っていた頃の賛辞(世辞)は<可愛い>だったけれど、今は<美人>。ああ、美人。なんて素敵な殺し文句。

痩せてから、どんなに中身が良くても、ある程度端正な外見(+α)をしていないと色々不都合な社会だったんだと感じた。女は特に。こういう時代だからかもしれないけど。中学高校の恋愛至上主義な青春時代なんて無かったしな。
私のように中身ができてない愚か者は、外見で満たされない寂しさや空しさを埋めるしかないのかもしれない。

本当は、外見なんかより心が豊かであって欲しい。こんこんと静かに湧き出る泉のように、いつまでも穏やかに満たされていたい。人を愛し愛される気持ちでね。
暴力は嫌い。私の寂しさの根源は、抵抗する事が出来ない圧倒的な暴力が、世界に存在する事を身をもって知ってしまったからだ。何かを学び鍛え、外見を磨き優秀な人格者となった所で、暴力の前にはどうにもならない。屈するしかない。...それが悲しい。
# by juliany | 2004-10-02 23:54
どうしてじゃまするのよ
Whenever I hear someome playing guitar
I just can't help but think of you
wherever I am, a cup of morning coffee
will suffice for me to miss you all day long,
all day long

Maybe I ought have not met you
Cuz you have changed my life
You don't know how satisfied I was
only to keep on staring at you from far,
from really far

You said "Love what you are"
But I can't love anything without you

Why do you get in my hair
when I'm trying to wash you away?
Why you still get in my har?
Do you want me to live on air?
# by juliany | 2004-09-28 22:46
だから私は毎晩あなたの夢を見ようとする
本日異常なし。いつもと変わりなく健康。
男がいなけりゃいないで、それはそれで愉しい。
否、むしろ充実していないか?恋愛は危機。


This is the land very far from you.
I never can hear your voice.
This is the land far from success.
So am I, no matter how you bet.
Perfect starry sky, grand piano.
Quiet life I longed for is my enemy now.
Birds started for you left me here.
I forget everything even your way of waving.

In a dream, darling
you stroke my arms and say
"It's O.K. It's O.K."
In a dream, darling
you stroke my hair and say
"It's O.K. It's O.K."
but I know it doesn't last so long.
So I try to dream of you every night.
And I try hold you every time.

Quiet life.

# by juliany | 2004-09-28 00:21 | 男と女
大学について〜
昔の男の面影ばかり...ああ、中毒症状だ。

本日のある講義は、先週からドキュメントムービーが流され(内容はヒトラー政権下のオリンピックなどのルポ映画を撮影した現役女性カメラマンについて)、とても興味深いが、先週からずーっと、1時間半流しっぱなしとはいかがなものか...出席カードを頂戴出来るとは言え退屈。教室暗いから読書も出来ねえ。絵も描けねえ。

概して大学には、小中高等学校によくいる<教師らしい教師>はいらっしゃらないらしい。その為か教える事の苦手な教授は沢山いらっしゃる。
私の通う大学は美術大学なので、教授は画家であったり美術評論家であったり、デザイナーやアートディレクターであったりする方が多い。
デザインのセッション(実習)は非っ常に楽しくて実になるので大好きなのだが、共通課程の講義が教授によってまちまち。

何となくアートを生業とする人とデザインを生業としている人ではタイプが違う。自分の評論や価値観を延々と演説されるのが多いのはアート系の教授。職人肌なんだろうなあ。
現実をシビアに捉えて中立的に話す方が多いのはデザイン系の教授。度が過ぎた方は<金>の話や数学的な話をくどくど話してつまらないんだが。個人的にアート系教授の講義はあまり面白くない。
「俺は俺が大好きなことを喋るから勝手に聴け。勝手にすれ」って自己中心的な感じ。学生に教えるというより自分の興味のある分野をただ喋ってるだけ。それでいいのだろか?私が未熟なせい?今日もそう。価値観が合わない。相性が悪いんだろうな。はあ〜色んな教授がいらっしゃる。

学ぼうという意志があれば何でも学べるのだろうから、自立した人間であればどんな教授であっても、それはそれでいいのだろうけど。

大学は私のような後天性精神不安定型愚者にとっては有り難いシステムです。社会へ出る執行猶予が学歴(あんま必要ないけど)というオマケ付きで与えられるのは本当に有り難い。純粋に、大好きな事を勉強して深く考えられ、友達と遊べる時間があるって贅沢なこと。
親と平和な社会に感謝。
# by juliany | 2004-09-24 23:20
ばら色


おもはずや夢ねがはずや若人よ
もゆるくちびる君に映らずや



与謝野晶子「みだれ髪」より
# by juliany | 2004-09-24 00:12
源氏物語〜女三の宮(おんなさんのみや)についての感想
書かんでもいい紹介文に手間取られ...

私が女三の宮を好きな理由はどこまでも未熟で弱い人だからです。それなのに、本人の自覚も無いままにスーパースター光源氏の悩みの種となったり、美貌で聡明な完全無欠のヒロイン・紫の上に重い衝撃を与えたりするのが、とても素敵。美形で賢い人が本当に幸せになるのか、また身分が高いからと言って人格までも素晴らしいとは限らないと、女三の宮自身が全てを物語っていますよね。
あどけない闇の女王...(笑)。何と言うか、人が生きているだけで他者を傷つけてしまう存在だと言う事が痛切に込められているような気がします。

フラフラと姿見られて、フラフラと柏木を受け入れて、フラフラと柏木の子供を孕んでしまう。不義密通の証拠の手紙を簡単に光源氏に見つけられ、ささいな皮肉(まあ、ネチネチ虐められたんだと思うが)にただ号泣するしかなく病がちに。
弱すぎる・・・・・・ただ私は女三の宮は半分故意にやってたような気がしないでもないですね。

女はどんなに信頼や友情を深め合った女友達と言っても嫉妬心は少なからずあると思うのです。光源氏が愛する紫の上の看病に付きっきりとなり、自分に目もくれないとなれば、不遜不快な感情を抱いたとしても仕方ないのでは。私なら浮気の一つや二つ...(ただ私と同じように世間知らずで頭も良くないだけに、短絡的で手際が甘かった為に光源氏にバレてしまうのだ)

「私は源氏の正妻なのに、何故こんな冷たい扱いを受けるの?確かに紫上はお気の毒だとは思うけれども...あの女と私は身分が違う、私は皇女なのよ。紫上がそんなに大切なら、初めから私と結婚しなければ良かったのよ。
最近、ちょうど私のこと<愛している!>と言ってくれる男...えっと、名前は何だったっけ...ま、そういう男が最近来ているから、この男を愛人にしてやるわ。ただ、ちょっと妄想気味で鬱陶しいのだけど...小侍従なんかは<熱烈で素敵な方!>と言うけれど、あんななよなよしたタイプ、どうも好きになれないのよね。ただ寂しい折々の慰めには少しは面白いかもしれない。
源氏の院は院で勝手にしてるのだから、私は私で好きにするもの」
とか考えたりしてね(笑)。
私自身がとても弱いからでしょうか、女三の宮のような愚か者が憎めないのです。

出家の時も<窮鼠猫を噛む>ような強さが見られて源氏が狼狽える場面はイイ!瀬戸内寂聴氏が出家して強くなったとおっしゃっていますが、私は誰でもそのくらいの強さを内に秘めていると思っています。ただ弱い人間は中々出せないだけ...。それって頼りないまんまなのかも?

ふと思った事なのですが、女三の宮にような頼りない守ってあげたい美少女像は、オタクに好まれていませんか?

出家した女三の宮は悲惨な運命とは打って変わって平穏。火事に遭ったりはするけれども、むしろ帝や薫のバックアップもありかなり裕福な尼宮として生活していて、何だかこっちも一安心。彼女は彼女なりに幸せに暮らして欲しい。

薫はいつまでも若々しい尼宮を「対して道心が深いとも思えないのに...」と見下していますが、批判精神は結構だけど腹が立ちますね。悩んでいるだけの奴にこう見下されちゃ...怒
# by juliany | 2004-09-23 15:15 | 源氏物語
源氏物語〜好きな女君/女三の宮(おんなさんのみや) その1
雲居雁の続きということで。
私が好きなヒロインの一人・女三の宮を紹介、及び感想を述べたいと思います。マイナーな姫君好きという訳ではありませんよ、断じて(笑)。どの女性も魅力的ですから。


女三の宮は光源氏の兄・朱雀院(すざくいん)の第三皇女です。母親は光源氏の<永遠の女性>藤壷(ふじつぼ)の宮の妹で、藤壷女御と呼ばれた女性ですが、すでに亡くなっています。
朱雀院は病を患い望んでいたのですが、これと言った後見人のいない女三の宮が不憫でなりませんでした。そこで「親代わりともなる人と結婚させよう」と光源氏に白羽の矢が立ったのです。光源氏は40歳で、当時では還暦とも言うべき年齢。女三の宮はまだ14歳という幼さでした。



光源氏は当初は考えられぬ事と乗り気ではいませんでしたが、女三の宮の母親が藤壷の宮の妹にあたり、「もしかしたら藤壷の宮の面影を伝えてる女性かも...」と思い、朱雀院の意向を拒む事が出来ませんでした。そして女三の宮は光源氏の正妻として、六条院にお妃並の絢爛な儀式で迎え入れられます。

しかし女三の宮は全く幼稚で頼りない姫君でした。源氏は失望し、表面上は重々しく扱いますが、「こんな張り合いのない人と何故結婚してしまったのか」と悔やまれてなりません。

女三の宮と光源氏の結婚で最も傷付いたのは、長年光源氏の伴侶として愛されてきた紫の上です。彼女はまさに存在の根拠を奪われたというべきでした。
以前にも増して光源氏の寵愛は深まりますが、紫の上の受けた絶望は癒される事はありません。
それでも紫の上は不断に自己を抑制し、卑屈になることなく、積極的に女三の宮を歓迎します。その為に、人々の予想に反して六条院は調和を保たれるのでした。

大政大臣の嫡男・柏木(かしわぎ)は、自分こそ女三の宮と結婚したかったものをと諦め切れずいました。彼は婿候補には揚がっていましたが、身分が低い為にかなわなかったのです。
「この世の中は無常であるから、いつ源氏の君に異変が起こるかもしれない。その時は宮を申し受けたいもの」と女三の宮の侍女・小侍従(こじじゅう)と通じて密かに機会を伺っていました。


三月下旬の夕暮れ、六条院で若い貴族達が蹴鞠をする事になりました。源氏の息子・夕霧(ゆうぎり)や柏木も参加しています。女三の宮は寝殿の御簾の中から、この競技に熱中する様子を侍女達と共に見物していました。
そしてその時、綱で繋がれた小さい唐猫が大きい猫に追いかけられ、御簾がめくり上がり、内部が丸見えになってしまいました。女三の宮はすぐにそれと気付かず、柏木と夕霧に姿を見られてしまいます。

この当時、<身分高い女性が夫以外の男性に姿を見られる>という事は非常に恥ずかしい事でした。夕霧は内心こうした宮の不用意な軽率さを非難しますが、そんな一方で柏木は「姿を見られたのは自分の慕情が叶えられる前触れ」と思い込み、宮の美貌に心奪われずにはいられませんでした。



何年かのち、皇太子が即位します。皇太子は女三の宮の兄にあたるので、宮の格式は一段と高まり、光源氏も女三の宮を優遇しない訳にはいかなくなりました。
光源氏は朱雀院の五十の御賀を催そうと、毎晩女三の宮に付きっきりで琴(きん)を伝授します。
ある夜、光源氏はその女三の宮を含め、紫の上、明石の君、娘女御などの女楽(音楽の会)を盛大に催します。紫の上、明石の君など一流の演奏家の中で、女三の宮は未熟ながらも危なげなく琴の腕前を披露し、光源氏は満足感に浸りました。

しかしその翌日、紫の上は発病します。病状は一進一退で、やがて二条院に移った後、源氏が紫の上の看病に忙殺される中、柏木は小侍従の手引きで女三の宮と密通するのでした。

密通の事実に恐れおののく女三の宮は、不幸な事に柏木の子供を妊娠しますが、自分の不注意から柏木の手紙を光源氏に見られてしまいます。光源氏は女三の宮の裏切りを許す事が出来ずに冷遇します。また柏木にも宴で酔ったふりをして痛烈な皮肉を浴びせ、柏木は病となるのでした。



年が明けて、女三の宮は男の子(薫)を出産しました。不義密通の末産まれた子を自分の子として受け取る光源氏は、因果応報の理を噛み締め、苦悩します。
産まれた子さえも冷淡な態度を取る源氏を見て、女三の宮は出家を決意し、結局宮の容態を考慮して山を下りて来た朱雀院にの得度によって剃髪するのでした。

柏木は薫の誕生と女三の宮の出家を死の床で知らされ、ついにこの世を去って行くのでした。

出家した女三の宮は静かな日々を過ごしていましたが、美しい清らかな尼姿に光源氏は執着心をそそらないでもありません。しかし彼女の人生の方向が変わる事はありませんでした。

光源氏の死後、女三の宮は仏道に専念する尼として、朱雀院から譲られた三条院で薫にいたわられながら穏やかに暮らします。(参考文献:「源氏物語の女性たち」秋山虔)


# by juliany | 2004-09-21 22:17 | 源氏物語
もし元彼が新しい彼女と付き合ったら
もし昔の男に新しい女が出来たら一体私はどう感じるでしょうか。恋愛感情は無いにしろ、少し悲しく思うでしょうか。それとも時が過ぎた事を寂しく感じるのでしょうか...

もし美人な女だとしたら、少しは仕方ないと諦めも付くかしら。私という女よりレベルアップした女と付き合う事になった男を<天晴れ>と思うかも。しかしやはり端麗な女性への嫉妬心から、
「こんな顔だけの女と付き合うなんて所詮その程度の男。女も整形してるんじゃないの。ハッ、幸せぶって。さっさと死ねば」
と腹を立てるかもしれません。

また、外見の宜しくない女だったとしたら、
「あんな不細工と付き合うなんて勿体ない。私の方が美人なのに、ま、見る目がなかったのね〜あはははは」
と優越感に浸りながら酒の肴にするでしょう。ですが一方で
「やはり以前言った通り、外見で判断するような人では無かったのだ。内面でしっかり判断する男なのだ。ああ、私の方が勿体ねえ。あんな女ごときに手放すなんて。でも、きっとあの女は私よりずっと人間的に素晴らしいに違いない...」
とガックリするかも。

そして、ずっと年上の女だったとしたら、
「あーんな皺ババアと付き合うなんて、頭悪いんじゃねーの?私の方が何倍も若くて可愛いのに。信じられない。男もきっと女に甘えたい頼りない性格なんだ。良かった〜、さっさと別れて。そういや付き合ってた頃、トイレに行く事を"チッチー"とか言ってたもんね。ああキモ。バッカみたい」
と失望するかもしれません。(前の前の彼が41歳の女性と結婚したのでこれは実際そう思いました...すいません40代の女性の方。汗)

あるいは自分より若い女と付き合ったら。個人的に、20歳より下には手を出すべきではないと考えているので...。「おねいさん好きじゃなかったのかよ!」と思いつつ悔しさを噛み締めるでしょう。大学でも現役の子を見ていると、「あの若さにはかなわない」と思います...もっと年をとったなら...鬱鬱鬱鬱。とりあえず13歳以下と付き合い出したら警察を呼ぼうと思います。 

最後に男と付き合い出したら。こればっかりは考えようが...


...とりあえず何らかの(負の)感情を抱く事は確かなようです。罪障が深い気がします。
酸いも甘いも見てしまったので、また元彼に恋する事は出来ないだろうけれど、昔の男が他の女と付き合う事実をまだまだ温かく受け入れられる年頃ではないみたい。そしてそれを元彼にも望む...
ああ、明るく見送りたいなあ。妄想でした。
# by juliany | 2004-09-21 20:24 | 男と女
自責...
何も動こうとせず、自分より少しでも魅力的な人間を妬んでばかり。かつて自分を傷つけた人間を許そうとせず、「ひどいひどい」と恨んでばかり。
彼等は何かしたか?他人の幸せをどうして許せないんだ?
一方的に決めつけ、憎らしいと考え込んでいるだけじゃないか。妬むな嫉むな。
そのくらい笑って許してやれよ。自分も負けずに頑張ればいいじゃないか。
ささいな針の刺激を傷口を称してぐいぐい広げているのは自分自身だろ?


今度会う時は「君の名前、濁音が2つも入ってクールだね」とでも褒めてやろう。素直に笑って会える時が来るのかは知らないが...
相手が冷たい事よりも無関心な事の方が、何より辛い。
# by juliany | 2004-09-21 11:29 | 自分が抱える事
ありし日の散りゆく春の初潮ゆえ
初潮。自分は小学生の頃、周りの女子より少しだけ早い初潮でした。
膣から出る黒く濁った血と下腹部の痛みを感じながら、私の人生は真っ暗であると感じました。

「女になってしまった。もう自由でないのだ。私は自分が特別な存在だと思っていた。私も普通の女がするように、男と結婚し、男に従い、虐げられ、男の下で母親のように家事や育児に追い立てられ、ぶくぶく太った醜い人間となって死ぬのだ。
もう子供の頃には戻れないのだ。
何故こんな世の中に産まれたんだろう。皆死んでしまえばいい。なんて苦しいんだろう...」

樋口一葉の<たけくらべ>よろしく、おめでたい事でもなんでもなく、本当にこの位お先真っ暗な気分だったのです。(しかし自分が辛いから皆が死ねばいいとは自分勝手ですよね)

実際生理の来ていない女子からのからかいや苛めは酷いもんでしたし(「おめーらももうすぐそうなるんだよ!」とイライラ...)。思春期は異母兄が来たり父親が暴れたり鬱病になったりで何だか波乱〜。今も時折「女って私って...」とそう感じます。
男の人や他の女の人達は、精通や精通で気が重くなったりしなかったのでしょうか?私って根暗かなあ。

前回の言葉の続きなのですが、今現在は家庭を大事にする女は嫌いではありません。男を主人と置いて、という立場は気になりますが適材適所とも言うではありませんか。幼い頃よりかは拒絶反応はありません。でも...女であるだけで「弱い」「愚か」と蔑まれるのは苦しい事です。暴力をふるう男性を止められぬ自分が存在するのも、悲しい事です。
もし事実ならば、あらゆる男性から、女は産まれる前から負けているではありませんか?...死にたくなります。

# by juliany | 2004-09-20 00:52 | 男と女
源氏物語 「夕霧」にて紫の上の述懐

「まことに、女ほど身の持ち方の窮屈な、可哀そうな者があろうか。
悲しいことも楽しいことも分からないような風に垂れ籠めて、日の目も見ずに暮らしているのでは、何として生き甲斐のある栄華を味わい、はかない現世のつれづれを慰めることができようぞ。大方、ものの哀れを汲み分けない、面白みのない人間になったら、丹精をして育てた親も口惜しくはないであろうか。
法師たちがえらい難行の例に引く昔の無言太子とかいう人のように、善いことも悪いことも知り抜いていて、じっと胸の中に収めたままで埋もれてしまうのもつまらないことだし、我が個々とながら、どうしてほどほどにして行くことが出来るであろうか」(潤一郎訳源氏物語 巻四)


「源氏物語/夕霧」...源氏の息子・夕霧が家庭を顧みず未亡人・落葉の宮に懸想し騒動となるのですが、その様子を聞いての紫の上の感想です。落葉の宮に対しての言葉というよりは、それを越えて女が強制的に置かれる社会的立場への葛藤や疑問を語っています。概して「夕霧」の巻はある種世話物的なユーモアを漂わせていますが、この紫の上の述懐は長く際立っています。この1000年前の言葉は、現代の女性に当てはまるでしょうか。

私は最近まで、日本は男女平等なのだから女も対等に男と張り合い、自由なのだと思っていました。幼い頃であれば、こんな言葉は蹴っ飛ばしていたでしょう。ただ今は...今はよく分かりませんね。何しろ社会に出ていない学生なので。しかし姉や周りの人々の話を聴くうちに「どうやらそうではなさそうだ」と考えるようになりました。私も体力的な面など、薄々自分の苦手な事が理解出来るようになっていって...(高校の時、酔っぱらった父親の暴力を止められなかったのもそうですね)

決別した男は男の行動をじっと黙って耐える女性を理想とするようです。劇団は私が見た小さな<社会>ですが、結婚・同棲するなら、男性の行動を妨げるような強く口うるさい女性は敬遠され、何日も家に帰らなくても怒らずに、内助の功の出来る賢く優しい<お母ちゃん>のような女性を好むみたい...一般的な<社会>に存在する企業や事務所などの男もこんな感じの女性を理想とするのかしら。
そういう考え方は、とうに過ぎ去った昔の事だと思っていたのですよ。でもそういう風に語る男共を見て聞いておどろいたものです。...私もそんな女になるのでしょうか。
# by juliany | 2004-09-20 00:32 | 源氏物語
秋風に吹かれて意見の相違

共通の友人達の深刻な恋愛に関してほんの少しだけ耳にしましたが、私と男との見解がまるで違うのが興味深く感じました。男はオトコの立場・劇団に所属する人間の立場から、私はオンナの立場・学生の立場から物事を考えているのだから当然といや当然なのですが...

私が例えば、
「言葉では言い表せない感情がある。何事も理屈付けるな」
と意見します。しかし男は、
「言い表せない感情を何とか言い表す、その言葉が結局自分の感情ではないか」
と反論。

うーん...私は「感情>言葉」だと考えているので、どうしても言葉では溢れてしまう感情が存在すると思うのです。その言い尽くせない感情を、あっさり切り捨ててしまう男の言葉は納得出来ないものがあります。<心>という不可思議な存在を理詰め・整頓して宜しいものか...(と言いたいのも、恋している時の凄まじいオガニズムや月経を体験している為ですが。月経の時の悩ましさは、是非殿方に体験していただきたいものです。自分の存在が<個>や<神>でなく、連綿と続く血脈の一つなんだと一発で理解出来ますよ♪)

また、心・感情というものを私が<自分の内に存在するもの>として捉えているのに対し、男が<外に向かって発信するべきもの>と考えているのにも相違があります。解釈が違うから意見が噛み合ない...

大体私は、言いたい事の一つ二つは胸に締まい、主語をぼやかせて(しかもそれが分からない様に)話すので、男はすぐ「意味が分からない」と言って話を聞こうとしませんね。しかし男の単純さや客観的に観る姿勢は見習った方がいいかも...この文章だって苦笑。

「オンナとオトコだから」?「人は孤独」?
若い身空で、そう片付けてしまうのもつまらない気がします。
# by juliany | 2004-09-19 22:18 | 男と女
なお振り捨てがたきを
今日は暑かったですね。私は普段着にも恥じず、109に行ってパンツとヒールを購入しました。駅で本当によく手相を占う女性に声をかけられるのは何故でしょうか。つい「死ね。殺すぞブス」と罵ってしまいました。
反省?...できません。

えー、私が未練タラタラだった男とやっっっっっっっっっっっっっっっっと決別いたしました。決別といっても行動が態度がどうと言う訳ではなく、心の中で決着が着いたなと言う所です。
昨日は強引に泊まったのはいいけれど、相手にとって邪魔でしかなく私を不完全に無視、私も冷めた気分で<かまってちゃん>を演じ、またそれを演じきれなかった、という煮え切れない夜を二人で過ごしてしまいました。酷い話。
セックスをして相手の気持ちが通じるなんて幻想にしか過ぎなかったのかも。その幻想精製装置のセックスでさえも虚しく途中で切り上げる始末。ああ、かつて愛し合っていた二人はどこへやら...

色々文句を書いていますが、男は目標に向かって懸命に前進している尊敬に値する人です。私は彼自身より、二人の男と女が少しずつすれ違いここまで来てしまった現実が哀しいのです。ただ哀しいと言っても今まで散々悲しんでいたから、もう涙も感情も湧いて来ません。彼はとうに私と決別していますし。
この心の決着が新しい私への第一歩となる事を期待しています。
# by juliany | 2004-09-19 22:12 | 男と女
悲しみよ こんにちは

悲しみよ さようなら
悲しみよ こんにちは
天井のすじの中にもお前は刻みこまれている
わたしの愛する目の中にもお前は刻み込まれている
お前はみじめさはどこかちがう
なぜなら
いちばん 貧しい唇さえも
微笑みの中に
お前を現わす
悲しみよ こんにちは
欲情をそそる肉体同士の愛
愛のつよさ
からだのない怪物のように
誘惑がわきあがる
希望に裏切られた顔
悲しみ 美しい顔よ


エリュアール「直接の生命」
# by juliany | 2004-09-17 02:41
源氏物語〜好きな女君/雲居の雁(くもいのかり)
「あさきゆめみし」をずっと見ていた頃好きだった女君は断然紫の上!美人で賢く明るく、誰からも好かれる「あさき...」の中のヒロイン中のヒロインですから。しかも女三の宮降嫁以降の紫の上が可哀想で可哀想で。読むと涙が止まりませんでした。

ただ今私の好きな女君は、雲居の雁と浮舟と女三の宮です。

原本を持ってはいますがなかなか...岩波文庫のを購入したのはいいですが、文字が小さくて読みにくい。主として、瀬戸内寂聴訳と同氏の女源氏物語、与謝野源氏、谷崎源氏、それから田辺聖子の新源氏物語、あと源氏物語に関する評論を少し読んでいますが、お気に入りはやはり谷崎源氏。小説を読むと若菜前の紫の上には同感しにくくなりました。若菜までずーっと幸せで源氏と表裏一体で個性がないように思えます。なんかあんまり幸せな美人だとちょっと嫉妬してしまうし(笑)

今回は雲居の雁について書こうと思います。


  雲居の雁の姫君は、頭の中将こと致仕大政大臣の次女です。母親は身分の高い
  王族ですが、父大臣と離縁して他の男性と再婚しています。姫君が継子として暮
  らすのを不憫に思った父大臣が祖母の大宮に預け、そこの屋敷で養育されます。
  やがて同じ大宮のもとで暮らす、光源氏の息子・夕霧と相思相愛になりました。

  父大臣は帝の后になれなかった姉君の代わりに、彼女を皇太子妃にさせようと
  思っていましたが、夕霧といつの間にか恋愛関係になっていたのを激怒し、強引
  に二人の仲を引き割き、自分の屋敷に彼女を連れて行きました。

  しかし離ればなれになった後も、一途にお互いを信じます。そして6年のち、二
  人は父大臣に許され、藤の花の宴をもってめでたく結婚しました。
  雲居の雁20歳、夕霧18歳の春でした。

  10年後。大勢の子供にも恵まれ、水も漏らさぬ仲の二人でしたが、彼女は穏やか
  な結婚生活の中で安心し、子供の世話にかまけ、次第に女性としての魅力を失っ
  て行きます。そんな彼女を夕霧は大目に見ていましたが、雲居の雁の兄で親友・
  柏木の死がきっかけで、美しく気高い未亡人・落葉の宮に心を奪われ、幸せだっ
  た二人の家庭生活が脆くも崩壊していくのでした...



雲居の雁はとにかく性格が鷹揚で可愛らしい。筒井筒の頃より家庭崩壊あたりの雲居の雁が大好きです。すっかり子沢山のお母さんになっていますが、8人も産んだとは思えない程いつまでも若々しく愛らしい性格です。

夕霧に嫉妬する場面がもうたまりません。
「貴方が私を鬼というから、死んで鬼になってやります」、
「うるさいわね、貴方なんてさっさと死ねばいいのよ。私も死ぬわ。見れば憎らしいし、声を聞けば気分が悪くなるし。かと言って見捨てて死ぬのは気掛かりだし...」
等、愛嬌ある怒り方ですよね。
(彼と喧嘩した場合、こういう怒り方は参考になるかも?)

ぷんぷん怒って嫉妬したり、旦那が読んでいる手紙を勘違いしてさっと奪い取ったり、実家帰って姉君の所に遊びに行って憂さ晴らししたり...
憎い愛人からの同情の手紙につい心を開いて返事を書く様子など、本当に可愛くて憎めません。ある意味理想とされた紫の上や自制の人明石の君より、とっても女らしいのでは?と思います。

夕霧との切っては切れない姉弟のような幼なじみの縁も魅力的です。そういう愛情の縁があるからこそ夕霧も許しちゃう、みたいな...。それに何たって奥ゆかしい光源氏の一族と張り合う、豪勢で現代的な名家のお姫様(羨ましい〜)。友達になれたら楽しいだろうなと思える女君です。

勿論言ってしまえば、彼女には、将来国家の中枢を担う貴族の正室という重々しい立場も、致仕大政大臣家(藤原氏)と夕霧(源氏)のパイプ役としての政略上の関係もありますから、そう簡単に夕霧と別れられないのですけど。
# by juliany | 2004-09-16 23:46 | 源氏物語
色褪せぬは源氏物語
私はなんと言っても「源氏物語」が大好きです。ファンクラブがあったら入っているに違いないくらい。これは私の心のバイブルです(笑)たった21年ですが、その人生の中で最も感動し最も大切な物語。

源氏物語を読んで、私は「こんなに壮大で人間普遍の苦しみや哀しみを主題とした話を、あの巨匠と言われるヘルマン・ヘッセやシェイクスピアやダンテが生まれる前に日本は生み出したのか。日本人で良かった!」と深く感慨したものです。
残念ながら私の周りで読んでいる方々は多くないですし、私と共に熱烈に感激し語り合ってくれる友人がいないのが寂しいのですが...日本人なら絶対読まなくちゃ駄目です。私としては何故皆が読まないのか不思議なくらい(笑)
(養老孟司氏がバカの壁で「中世以前は都市の世界で、人生は万物流転とは考えていなかった」とおっしゃっていましたが、そうは言い切れないと思います。中世以前の平安時代に成立した源氏物語では、まさに雄大な時間軸に伴い人々や環境、心理が移ろい変貌していく姿を見事に描き切っていますから。だから大流行しているというバカの壁を読んでショックでした)

ともかく私が源氏物語に出会ったのは小学4、5年生の頃です。訳は田辺聖子氏(だったと思います)、天野義孝氏が挿絵を描かれている児童向けの本が最初でした。母が「雨月物語」や「古事記」などの同シリーズの本をセットで買って来てくれて、その中の一つが「源氏物語」だったのですね。
無論ガキでしたから、その時から今みたくキャーキャー言ってた訳ではありません。むしろ好きだったのは氷室冴子氏訳の日本版シンデレラの「落窪物語」で、肝腎の「源氏物語」については「何でも出来るスーパーマンが美女を囲って暮らす話」としか思っていませんでした。単純に「イヤだなあ、光源氏は色んな女の人に言い寄って。こんな男より落窪の君一人をずうっと愛してくれる少将の方が、よっぽどイイ男じゃないか」とも考えてましたし。
ただ天野義孝氏の挿絵が幻想的でエロティックであったのが非常に強烈でした。しかし何しろ、<手を繋ぐ>、<軽く抱きつく>というロマンティックなイラストであっても、「エッチだ!エッチ!」と大騒ぎする年頃なので、<服を脱ぎ抱き合っている>的状態の絵は、頭がクラクラ...まさかこれよりもっと凄まじい状況があろうとは...(笑)

私を源氏物語のファンにさせたのは大和和紀氏の漫画「あさきゆめみし」です。
衝動買いで1、2巻だけ購入したのですが、絵が綺麗だったのと話が面白かったのにすっかり入れ込み、翌日全巻買いました。漫画から入るなんてケシカランと考える評論家の方もいらっしゃるようですが(汗)、「あさき... 」は絵も美しく綺麗で、最初のキッカケはもってこいじゃないのかしらと思います。今現在美大生をやっている私としては、視覚的なものにどうしても関心が行ってしまうんですよね。
# by juliany | 2004-09-16 23:03 | 源氏物語
リアルと幻想の近親相姦
想像出来ますか?
Googleで「近親相姦」と検索しても性的な興味や興奮を煽る為のものばかりで、そういう心理や原因は詳しく知る事はなかったのですが、恐らく私には一生理解出来ないと思います。
私の親友だった人がいます。だった、と過去にしていいのか分かりませんが、今連絡を取り合っていないので取り敢えずそういう事にしておきます。
彼女とは高校生時代からの付き合いですが、バカらしい話、心がシンクロし合うような、前世で同じ魂だったような、異常に仲の良い親友同士だったんですね。今考えれば一方的にだったのだと思います。私は、二人の心の傷を私と彼女は一つの物として理解出来合える存在だと考えていました。

彼女は高校を卒業してすぐに某大学に入学し、一身上の都合で中退、故郷に戻り、やがて風俗の道に入りました。私は彼女とは別の大学に入学しましたが中退、1年のち東京にある今の大学に在学中です。1年の間、私は劇団に所属し、平行して彼女と同じような危ない仕事も経験しました。似たような道程となったのは、彼女も私も引きずり合うように影響し合っていたからだと思います。しかし、それぞれの環境で、精神の成長の道程や、同じくしていた価値観は段々とずれていったのではないでしょうか。

私は現在、何とか小康状態で精神の安定を獲得していますが、彼女はやや波が激しかったようです。私は東京・彼女は地方ではありますが、時たまメールのやり取りはしていました。私は「男とうまく行かない。腹が立つ」だのと彼女とのメールを鬱憤の捌け口にしていて、何事も冷静で達観した彼女は苦痛だったと思います。そんな中、ある一通のメールが来たのです。

メールの内容も事実の詳細も省略しますが、タイトルのような内容の事が現実に起こったようです。

...言葉にするだけでも恐ろしいと感じます。物語ならともかく、ましてや実際この世で起きていい事でしょうか。家族の中でなど、あってはならない事ではありませんか。私は彼女の愚かさを責めたい。そして私はむしろ彼女より男を責めたいのです。けれど彼女も男も加害者であり、歪んだ環境の犠牲者です(しかも法の上で罪を問われる事さえありません)。本当は、彼等や私を、他人を責める事など、決して誰にも出来ないのかも...。

他人である私は、彼女の心の底に降り立つ事は出来ず、結局彼女の為に何も出来ずに今を自分の為に生きています。彼女も別の地で自分の為に生活しているでしょう。「友達を裏切るな」と言われた事もありますが、裏切るも何も、私は彼女に対して決別を決定付けるような憎しみを抱いた事などありませんし。

お互い同調して悪い方向に陥るよりも、一人一人でそれぞれの幸せの為に暮らしているのなら、それで良いのだと思います。それでまた再会すれならするで、会わないなら会わないで。
私の人生の中で、彼女のように感受性鋭く才能溢れる人間にもう二度と巡り会えないとしても...それはそれでいいのではないでしょうか。

余裕や聞く耳を持たなければ諫言はただの雑音。情けは人の為ならず。人生は自分の為にあります。彼女は彼女の人生を尊重して生きて欲しい。
何事にも優秀で、鋭敏な洞察力を持つ彼女が、私のような自分勝手であけすけな人間に影響されてしまうのは勿体ないと感じ...
# by juliany | 2004-09-16 04:28 | 友情
空しい恋の語りに浸れ
私には好きな男がいましたが(痩せて惚れさせようとした男)、今は半分音信不通な状態です。男は劇団の役者研究生をやっていて、現在は稽古の真っ最中なのです。
というのが建前で実は私と会いたくないからではないだろうかと妙な勘ぐりをしてみたくなります。振られた癖に厚かましい女と思われているのではないかと不安になりますが、好きになってそう簡単に諦め切れるものでしょうか。犯罪者にならない限り何をしても何を考えても自由だと思うのですが。

その男とはかつて恋人同士(=バカップル)と呼ばれた時期もありました。時間が経てば、立場も状況も心境も変わって来るものだなとつくづく感じます。
でも...実は半分諦めているんですよね。1年。もう1年です、「別れる」という言葉を切り出してから。それからズルズルここまでやってきました。私はその男に執着があり、男もあるでしょう。

曖昧な関係を続けてきた男の言い分としては、
「劇団に支障があり、また役者を続けて行くには恋人という関係は面倒だから、好きだけど彼女にはもう出来ない。彼女にするならきちんと守ってやりたい。けれど向こうが求めて来るから時折深い関係に及んでいるのだ」そうです。
かっこいい事を口にしてますが、現実には、彼女であった私を単なるセフレに追い込んだだけです。
「それならさっさと振れ、この腐れチンコ」と言いたい所ですが、私も並々ならぬ恋着を見せて迫ったので勝負は五分五分です。

男はオトコなので、メンツや形式を頑なに大切にします。オンナである私は、私を少しでも好きで大切だと思うなら、ずっと一緒にいなくても、一人一人の生活を大切にする今の状態で全く構わないから、恋人と呼ばれたかったのです。
しかし哀しいかな恋愛感情など男にとっては犠牲の対象である下層の価値。恐らく周りの方々に自分の弱点を知られたくないのだと思います。表面上は何でも完璧にやりたがり、自分の目標や夢を、女より大切にしている事をアピールしたいのです。

...ま、世間知らずな女の子の憶測ですけどね。

しかし私も諦めた上で、ちょっかいを出して自分を<悲劇のヒロイン>に見立てて愉しんでやろうと思う猾い女心が無いでもありません。大学で気になる男の子がいない訳ではありません。
「コイツは私しか知らない童貞上がりだから教育しやすい。早く本命の彼氏を見つけて、腹いせに<友達>と言う名の性欲処理便器にしてやろうか」と考えた事も一度や二度ではありません。しかしながら、彼に対してはあくまでも優しく大らかに接しています(心に余裕のある時限定)。嘘から出た真実も混じっている事ではありますし、両思いも失恋も片思いも楽しんでいるなら良いのではないでしょうか。
こんな妄想を夜中に一人パソコンに打ち込むようでは人として恥かもしれません。

私には人生経験も恋愛の訓練も足りません。だから彼氏募集中にしておこう。
# by juliany | 2004-09-16 04:26 | 男と女
過食と嘔吐
現在私が陥っている習慣は過食と嘔吐です。
私の場合、コンビニやスーパーなどで1500円弱のパンや菓子類を買い込み、家に帰って食べ、そしてトイレで全部吐き出し、それを一日2、3回行います。

精神科のお医者様は私のような状態を摂食障害と呼ばれるそうです。ただカウンセリングの先生は「少し変わった状態を<悪>や<病気>と括りたがるのはいかがなものか。昔は不登校などでさえ病気とされ入院させられた時代もあったのだ。ただ、自分がそういう<癖>に陥りやすいと言う事だけを頭に入れておけば、それで良いのではないか」とおっしゃったので、私も「なるほど一理ある」と感心し、少し気が楽になりました。

「こういう状態は異常なのだろう。だから私は病気なのだろう。治さなきゃいけない」と漠然と考えカウンセリングに向かったので、「貴方はこの状態のどこがいけないと思うか」と尋ねられた時、私は答えに詰まったのです。
実際、経済的な面を除けば、私は過食嘔吐について何ら罪悪感を感じた事がありません。痩せて昔のぽっちゃりjulianyより見目麗しく(笑)なれましたし、金銭面でさえ私はまだコントロール出来ていますから。

<病む>原因が明確であればいいのだけれど、私は複雑過ぎて簡潔に話す事が出来ません。親の愛情が足りないならそうであろうし、ストレスであるならそうなんだろうと思います。しかし困った事に「だから何だ。そんなの誰だってあるだろうが」と言える気力も持ち合わせているんですね。
これまでも私は、リストカットが大流行していない内から手首や腕を切ったり、小学生の頃には、自分の髪の毛を抜いて同級生からハゲと呼ばれたりしました。少々変わった発散の仕方はカウンセリングの先生の言うように<癖>なのでしょう。

...だと思います。だって病悪だと思い込むと悪い方向にしか行かないもの。

※過食嘔吐で痩せる事を推奨していません。単に痩せたからと言って素晴らしい人格者となる事などあり得ません。私は、愚かにも好きな男の気を引く為に痩せました。しかし結果は無惨。
いくら外見に磨きをかけ、同性の友人達を見下し、数多の男を惹き付けて優越感に浸ろうとも、惚れた男一人振り向かせられない虚しさに及ぶべくもありません。やっぱ内面なんだよ。
# by juliany | 2004-09-16 03:23 | 自分が抱える事
「ひとり遊び」と自己紹介
皆さん、初めまして。julianyと申します。年齢は21歳、性別は女です。
徒然を持て余す私は自分のブログを開設することになりました。

ブログのタイトルの意味は...まあ、自慰ですね。恥ずかしがらず言っちゃおう。西鶴の好色一代女で自慰の隠語(にもなってないな)として「ひとりあそび」が載っています。
また、「世の中にまじらぬとにはあらねどもひとり遊びぞ我はまされる」という「ひとり遊び」がかの良寛の歌にもあります。ここでの「ひとり遊び」は読書という事になっていて、すぐれた求道者の純粋な精神がにじみ出ている秀歌です。こちらのひとり遊びの歌もしみじみと心を動かされますが「セックスは嫌いじゃないけど、どちらかと言やあ1人の方がコツ分かってるし、すぐイケるしなー」とアホな解釈をしそうになりそうなのは、私の心が汚れているせいでしょうか。ああ。

ひとりあそびもむつかしく、まことなる恋を願ひし(好色一代女、1686年刊)

赤裸裸なひとり遊び、どうぞ宜しくお付き合い下さいませ。
# by juliany | 2004-09-16 02:44 | 精神
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